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2010年10月30日

再生〜『再生』より

すべてが崩れ落ちたあの日から
ぼくは再び生きる道を探った

一度死にかけたぼくは
生きることを二度学ぶ

そろりそろりと歩いては
弱い雨風に怯え震え
優しい光を受けて
安堵のため息をつく
ぼくはそんなにも弱かった

崩れ落ちた何もかもを
もう一度信じることから始めた
いのちは生かされた
ぼくの再生への道のりは
傷が癒えるのに似て
ゆっくりと音もなく作られていった

初冬の柔らかな光に包まれ
今ここにある
振り返るあの崩壊の日が温かい

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
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移ろう季節〜『再生』より

夏の残骸
微動だにせず立つ菊
赤くなりきれなかった畑のトマト
花咲くパプリカ

秋の空に舞うもの
揺れる背の高いコスモス
ラベンダーの紫
ダリア

凍れるように空気が澄む
時が移ろう
無言の冬に向かって
命のバトンがつながれてゆく

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ハイエナ〜『再生』より

熟れたりんごと一緒に
魂が売られている
眼前の私欲をあさる
人間たちの魂だ

ハイエナのように
互いの尾を追い旋回する
あさましい餌の争奪に終わりはない

天を仰ぐことを忘れ
野の花を摘むことを忘れ
清らかな小川のせせらぎを忘れた

おまえたちの理想はどこへ行った
おまえたちの夢は―

売られた魂にも気づかず
見えない明日を徘徊する

哀れな人間よ
もう一度空を仰げ

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声〜『再生』より

死んだ魚のように
声が出ない
身動きをしない
ぼくらは生きながら
黄泉へ行く

悲しみでいっぱいのぼくらは
声が出ない
押し黙って瞬いている
星のように

声の出ないぼくらは
チカチカと信号を送る
君に声なき声を送る

君の言う
生きてさえいれば
生きてさえいればきっと―
そして息をせよ
永劫に呼吸して
非情信号を送り続けよ―

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2010年10月29日

祈りの森〜『再生』より

詩集『再生』からもう一篇紹介します。約30篇収録した詩集ですが、一年経っても色あせない詩は数少ないです。まだまだ修練が必要ということです。短い詩です。

祈りの森

深い深い森のなかで
私はひっそりと祈る
あらゆるものはすぐ隣にあり
どこにも境はない

満たされた肉体が
柔らかに息づいている
すべては調和し
優しさを身にまとう

私は母になる
万物が飛び立ち
万物が帰れるように
静かに待つ

祈りの森で―

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2010年10月28日

壁に貼ってある詩2

皆さんこんにちは、野々花です。

今日は昨日に引き続き、私の詩を紹介します。これを越える詩を目指せといわれた詩です。詩集『再生』に収録されています。

貧困

時代がすすり泣いている
虚しく消費されてゆくことば
安く売られてゆく涙

いのちは塵のように軽く
誇りはどこかへ消えうせた

生も死も
その意味は深く語られることなく
ぼくらはまるで機械仕掛けの人形のようだ

ぼくらを空洞にしたものは何か
ぼくらを貧困にしたものは何か

浅薄になったぼくらの時代が
雨雲のように陰っている

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2010年10月27日

壁に貼ってある詩1

私は先日、詩人の原子修先生に私の詩集『再生』の感想を頂いたときに、この詩を越える詩を目指しなさいといわれた詩があります。『再生』第二章に収められている2編の詩です。今日はその1篇を紹介したいと思います。

最期の声

落ち葉を拾い歩くように
私は届かなかった声を拾う

散り落ちた者たちの最期の声を拾い集める

彼らが苦悩にあえぎ
救いを求めていたのを知っていたか

耳をふさぎ
目を覆い
手をこまねいていたのは誰か

傍観者よ

彼らは確かに生きていた
そして声だけを残して死んでいった

濡れた柏の葉のような幾千の声
彼らは何を訴えていたか

傍観者よ
想像せよ
救われたかもしれないいのちの声に耳を傾けよ

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2010年10月26日

白い花

収穫の終わった畑に、古びた自転車の脇に、白いコスモスが咲いています。墓に添えられた花のように。優しい風に揺れて、花びらを震わせ、たおやかな茎を冷たい空気に委ね、身をくねらせています。死んだ者たちの後に咲く花は、残された者たちの魂を慰める。死者の意思が咲いたのだ。そう見えます。

冬の始まり。菊がうっそうと茂っています。微動だにせず立つ菊は、この寒さに耐える強さを持ちます。菊もまた亡き人に手向けられる花。秋のコスモスの後を引きつぐ、慰めの花なのです。

雪がぼうぼうと降ってきました。容赦ない寒気がびゅうと入り込み、景色を一変させます。仕度をせねば。冬の仕度を。生き延びるために。

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2010年10月25日

開拓、最後まで開拓

皆さんこんにちは、野々花です。

寒くなりましたね。こちらは今にも雨が降りそうな天気です。今日は朝からしゃきしゃき動いています。まずはひとりで外出。勇気が要ります。自転車でパン屋さんと郵便局に行くだけなのですが。自転車ぶっ飛ばしていってきました。その後、家で父の恩師に宛てて英語の弔辞を書きました。ひさしぶりに英語使いました。英作文も意外とスイスイできるものです。

人生の多くの時間を英語とドイツ語の習得に当ててきましたが、使わないと忘れてゆくもの。もったいないと思っています。早く元気になって、翻訳を職業として暮らしたいものです。いつまでこの非生産的な生活を送るのだろうと思いますが、忍耐ですね。

詩集の校正をしています。来春までまだまだ頭をひねります。私は詩の研究をしていましたが、今は詩を書く人間になっている。人生って一からやり直すのは難しいけれど、今までの土台の上に新たな道を切り開き、こうしてできることをこつこつとやっていけばいつか花開きますよね。人生は開拓。最後まで開拓。そう思います。

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2010年10月24日

晩年

皆さんこんにちは、野々花です。

のどかな晩秋の光を浴びて、穏やかな休日を過ごしています。詩の校正をしたり、生協に買い物に行ったり、昨日は夫とドライブをしました。

今考えているテーマは「晩年」。秋深まるこの季節に、生きるものと死にゆく者たちがいます。91歳の祖母は最後の輝きを放ち、やってくる運命のときを待っている。畑で真っ赤に色づいたパプリカやナナカマドは朱色の色素を飛び散らしてなっている。生きる者たちは皆、最晩年に最後の花を咲かせて、死んでゆくのです。最後の力をふりしぼり、いのちを燃やす。このときこそ、生命のもっとも美しい瞬間かもしれない、と思うのです。

人も植物も皆、平等にやってくるいのちの終わり。いずれ私にもやってくる。その仕度を今から少しずつしていくのかな、と思ったりしています。決して悲しいことではなく、受け入れる強さを培うのです。そのためには、まず孤独ということに慣れなくてはならない。そんな気がします。

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2010年10月23日

声を上げる

皆さん、こんにちは。野々花です。

さーて、今日は少しエネルギーが出てきましたよ。というのも、一週間前に埼玉に行った疲れが取れず、くたっとなっていたのです。が、そろそろ復活。晴天の休日。何をしましょうか。

最近ずっと考えていたんです。私の役目ってなんだろうと。何も出来ずにぼーっと過ごして一日が終わったり、昼間から公園をぷらぷらしているうちに、私って何で生きてるんだろうと後ろ向きになっていました。でもね、働けもせず、ただ飯喰らいであろうとも、みんなにエールを送ることはできる。同じく傷ついた人を理解し慰めることはできる、と。ことばの力で。

私には書くことしかできません。こうしてブログを書くこととか、詩を作ること。同じ病気のみんなに向けて。そして書くことでしか私は前へ進めません。だから、たったひとつの手段を抱えて、今日も一日生きます。詩集も出す方向で考えます。

今日限りのいのちの絶唱をする虫たちのように、私は懸命に声を上げる。

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2010年10月22日

詩集を出そうか、出すまいか

皆さん、こんにちは。野々花です。

昨日はなんだか、精神がぽしゃっとしょげてしまっていました。理由はわからず。ブログを書くエネルギーも湧いてこず、うつむいたまま。何のために生きているのかもよく分からない状態で。そんな時ってひとりで家にいると心もとなくなりますね。寂しかった。

さて、来年詩集を出そうか迷っています。今ふたつの文芸誌に属しているのですが、一方では一定の評価を頂いて「詩集出したら」との声も上がっているのですが、一方ではまだ実力不足という感じ。どうして人の評価ってこんなに異なるものなのか、不思議です。でも書いた詩はどれも私の真実の叫びであり、魂の声です。全部お蔵入りするのは少しもったいない気もしています。

夫は仕事に邁進しています。私は?毎日ぷらぷらしていて、人生まじめに生きているんだろうかと疑問。療養はひたすら忍耐、ということでしょうか。できることが少しずつ増えてきたので、もう少し頑張ろうと思います。

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2010年10月20日

エールを送ろう

皆さんこんにちは、野々花です。

目標の見えないこの頃です。体調はまずまず落ち着いてきていい感じなのですが、生きる目標となるものを見失いかけています。

先日出席した詩の勉強会ではもっと修行が必要なことがわかったので詩集の刊行は延期。旅行の計画もどうやら来年の夏になりそうで、当面の目標が見えません。夫も「何を励みにがんばろうかな」とぼやいている始末。夢を見たいね、なんて言っていました。

昨日の昼間、公園を散歩していました。ゲートボールをしているご老人を横目に、昼間から私は何をしているのだろうと考えてしまいました。体調が良くなると欲が出る。そして職業に就けなかったことに落胆している自分が見えました。

少し後ろ向きなこの頃。体調が落ち着いていることに感謝して、少しでも人のために生きられるようになりたいです。そうだ、エールを送ろう。ことばで同じ病気をしている同胞にエールのことばを送ろう。それが私の仕事かもしれない。

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2010年10月19日

悟ったひと

二日前に病床にある祖母を訪ねた。私はそこで何を見てきたのだろう、何を学んできたのだろうと考えていた。花が咲いたような満面の笑みで語った彼女のことばと表情から、私は確かに何かを学んだ。

人がいつ死んでいつまで生きられるかは自分ではわからない。好きなものを好きなだけ食べられることが一番の幸せ。「いつお迎えが来てもいいの」と彼女はいう。幸福とは何か、生と死とは何か、全部ことばに出さずとも、その存在が教えてくれた。

近づく死を前にして、何ものにも執着せず、潔いことばでぽんぽんと話す。迷いひとつ見せず、死を恐れるのではなく、いともさらりと存在する。その強さ。すべてを悟ったような祖母は終始笑っていた。悟ったひとの花を見た。

自分がいかにとらわれて生きているかが見えた。何故生きるのか、何のために生きるのかなどという問いは彼女の前では無意味だった。当たり前の生。当たり前の死。何故生死がこんなにも単純に語れるのだろう。

自分の未熟さがよく見えた。若さがよく見えた。若いということは抗って生きることなのかも知れないと思った。まだまだ修行だ。

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2010年10月17日

行ってきました!

帰ってきましたー!遠く埼玉から北海道へ。

くたくたです。片道6時間の旅でした。目的は病気の祖母のお見舞い。とても印象的なひと時を過ごしてきました。

91歳の祖母。ベッドに寝たきりだけれども、意識もはっきりとしており、何より私の訪問を喜ぶ笑顔。頬を赤らめ、花が咲いたような笑顔で私を迎えてくれました。親戚も何人か集まっていて、皆に囲まれて食事を取る祖母は心から幸せそうでした。

孤独死などということばも頻繁に聞く世の中、孤独な高齢者はたくさんいるはず。こんなに皆に愛されて生きている祖母をみて、本当に嬉しく思いました。同時に、介護の大変さ、そして自分の将来のことも考えさせられ、このお見舞いで得た経験は貴重なものでした。

人って皆つながっているのかな。それでも子供のいない私の将来はどうなるのかな。不安もいっぱい。でも今考えても始まらない。社会制度もこれからいっぱい変化していくのだろうと考えました。

疲れた〜、休みます。

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2010年10月16日

生きることを学びに

こんにちは、野々花です。

今日はここ北海道から飛行機に乗って埼玉へ出かけます。病床にある91歳の祖母のお見舞いなのです。

死を前にした人間に会いに行くということの意味を深く考えています。そして恐れています。何を?生と死というものを目の当たりにすることを。自分がどんな反応を示すかが分からないからです。衝撃を受けるかもしれません。あるいは静かに、大好きな祖母と貴重な時間を過ごすかもしれません。

人間が生きるということを学んできます。肌でそれを感じ取ってきます。何のためにひとは生きるのか、などそんな問いは生まれないような気がしています。

行ってきます。

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2010年10月14日

QOLの回復を目指して

こんにちは、野々花です。

今日は昏々と眠っていました。連日詩を真剣に考えてはうなっていたせいか疲労したのでしょう。頭が疲れてしまっていけません。詩の投稿が12月10日締め切りなので焦っているのです。

さて、この病気のせいでQOLは下がってしまうのかというコメントをいただきました。Quolity of Life.生活の質。 それは仕方のないことだと私は思っています。出来ることがあまりに少なくなり、脳の働きも著しく低下する。健常者から比べれば失われた人生は大きいですよね。でも諦めないことが肝心だと思っています。周囲の手を借りて、人間らしく生きることは可能であるし、豊かに生きることも可能だと思います。

確かに、喜びや悲しみを感じる力さえ衰えてしまうこの病気。何度人間らしく生きるとは何かと問うたことでしょう。けれど、この病気をしたからこそ出来ることもあります。私が詩を書いているのも病気をしているからだと思います。自分で見つけていくしかありません。QOLの向上はひとえに本人の努力と周囲の協力にかかっています。諦めないこと。希望を捨てないこと。それしか私には言えないけれど。

祈るような気持ちで、周囲の配慮に感謝する日々です。

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2010年10月13日

社会を感じとる

皆さん、こんにちは。野々花です。
今日は夫の帰りが遅いので実家に帰ってきています。今日は詩も研究もお休み。うちにこもっていると一生懸命考えてしまい疲れてしまうので、いい息抜きです。

先日、詩の勉強会の際に先生から「社会批判の詩」を書くのが私に合っていると言われたので、社会をもっと知るにはどうしようと思案しておりました。新聞を取ろうか。そう思ってコンビニで複数の新聞を購入。しかしニュースはどれもネットやテレビで仕入れた情報と変わらず。新聞の良さもあるけれど、私には物足りず、やめました。

社会の空気を肌で感じていつも批判精神をもって接する。大事ですね。時代の空気を感じとる。どうしたら感じられるでしょう。病気でも、ひとつの社会環境にいるわけですから、何らかの世界を見ているはず。もっと目を凝らして物をみようとアンテナを張っています。問題意識を常に持って生活したいです。

posted by 野々花 at 17:31 | Comment(5) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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2010年10月12日

研究か詩か

こんにちは、野々花です。

研究か詩か。しばらく考えて、結論は出た。私は詩を極める。

日本学術振興会の特別研究員の応募資格を確かめたら34歳未満だった。アウト。お金がなければ研究は続けられない。そして私は3年前に研究に見切りをつけた。研究に打ち込むせいで病状は悪化し、周囲に多大な迷惑をかけたからだ。研究をやめることは結婚したときからの約束だった。

詩もまた、真剣に取り組み、打ち込んでするもの。突っ走れば研究と同じ惨事が起こる。今ペースをつかむべく、奮闘している。そして、詩の世界にはもう足を突っ込んだのだ。抜け出せないほどに。さらに、読むことに障害をもつ私は、短い文章なら読むことができる。まだ研究よりハンディは少ない。

勉強会の疲れはいまだ取れず。刺激が強すぎた。困憊したといってもいい。頭をフルに回転させる作業はしんどい。この体にはめっぽうきつい。それでも、いつか私にしか書けない作品を書く。きっと書く。

詩集『再生』に収録された二篇の詩を目標に、これを越える作品を目指せといわれた。私はこれらを壁に張った。「最期の声」と「貧困」だ。詩集お持ちの方は是非ご覧ください。この二篇を越えてみせる。自分を越えてみせる。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
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posted by 野々花 at 08:04 | Comment(4) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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2010年10月11日

何度でも一年生

皆さんこんにちは、野々花です。

おとといの勉強会の余韻がまだ尾を引いています。少しつらい気持ちなのです。

私はかつて研究者でした。そして病気を理由にそれをやめました。ようやく一人前の研究者として羽ばたいた頃でした。それ以来、私は自宅療養に専念し、家でパズルをしたりひとり静かに過ごしてきました。難しいことは一切考えず暮らしてきました。

ところが、あの勉強会。詩論のようなテキストを読み、まるで大学のゼミのようで、そのあとの詩の合評会でいろいろな議論。詩人の先生からも一対一の指導を頂きました。なんだか、一年生に戻ったみたいだなあ、と思いました。

私は新たな一歩を踏み出しているんだろうか。それならば喜ばしい前進といえるだろうけれど、十数年積み重ねてきた研究を続けていれば、一年生ではなかったのに・・という思いも。研究に戻ろうか、一年生を詩の世界でがんばろうか。

一年生ってしんどい。また頑張るの、私?って。一からまた始めるの?少ししんどい気持ち。でも本気で取り組める世界に、私はいる。それは間違いない。

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