ad_poem.png

2010年11月29日

少しずつ社会に・・

皆さんこんにちは、野々花です。

今日はすこぶる体調がよいです。良いフェーズに入ったようです。こちら北海道は雪。朝からずっとふっていますが、玄関前はロードヒーティングになっているので快適快適(でも電気代が心配・・)。

昨日の話にもどりますが、自己紹介する場面があったんです。緊張もせずできたのですが、先生が付け加えて、「この方は〇〇大学で博士号をとられた研究者です」と紹介されてしまったのです。ハードな研究の世界を捨て療養の道を選んで久しい私にとって、それはちょっと痛い部分。でも仕方ないんですよね。対社会的にはそれ相応の対応が求められる。「そのうち講演でもしてもらいましょう」とか言われ、マジかい・・・とおののくばかり。

難しいことを考えるのをやめて、頭を真っ白にして、単純な生活に徹してきた私。順調な療養生活に、いかつい顔をした学問など持ち込みたくない。そっと静かにありたいのに、ちょっと社会へ出るときつい風があたる。こんなこと、と思われるかもしれないけれど、統合失調症をわずらう私にとっては講演などとてつもないプレッシャーです。できないと言い切れればいいのですが・・・

少しずつ社会復帰したい。そろりそろりと太陽を見たい。でも社会に吹き荒れる風は冷たいです。「少しずつ」が難しいと感じるこの頃です。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 17:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月28日

地獄にへばりついていてはいけない

皆さんこんにちは。野々花です。

今日は詩関係の集まりに参加してきました。ものすごく久しぶりに人々の間に入ってお話をしました。運よくなのか、危惧していた離人感は出ず、疲れたけれどなんとかこなすことができました。普段引きこもりの私にとっては大きな一歩。少しずつ外へ出られるようになればと思います。

印象に残ることばを聴きました。「現代という地獄にへばりついていてはいけない。そこに光明を見出すことが詩人の究極の役目だ」と。まさにその通りだと思いました。この地獄のさなかにあるだけではなく、この経験をいかに深化させるか。それが求められるのだと思います。私は詩のことばでそれを言語化する作業をしています。

闘病は皆それぞれ辛い経験ですね。でもそれを深化させ、言語化できたら、私はいつかその経験を乗り越えられると思うのです。そのためにも修練します。真剣に自分と向き合うのです。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 17:25 | Comment(4) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月27日

外へ

皆さんこんにちは、野々花です。

乾燥のシーズンがやってきましたね。特にうちはオール電化のせいか喉も渇くしアトピーの肌がカラカラに乾いています。けれど、精神科の方は体調上向き。良かった・・

というのも明日初めて参加する詩誌の合評会があるのです。初めての人たち、初めてのイベント、そもそも人の集まりに参加するということ自体、私にとっては勇気のいる一大事。でもリハビリだと思って、えいやと行ってきます。離人感が出る恐れ大。でも頑張る。

外出はハードルが高いですね。単独外出はほとんどしませんし、ましてや人と話す場面なんて怖くて行けない。気後れがするし、予測してない反応などにとっさに対応できません。もちろん疲れやすいので相手のペースについていけないのです。

明日はチャレンジの日。今後につなげるためにも、なんとかここを突破したいです。いってきます。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月25日

皆老いてゆく

皆さんこんにちは、野々花です。

今日は昨日より体調がほんの少しだけ前進しました。手紙が書けたこと。昨日はそんな意欲も集中力もなかったので。そして今日も日が暮れてゆきます。暗くなるのが早いですね。

家事を手伝いに、近隣に住む両親が週に何度も足を運んでくれます。刻々と年を取っていく両親の姿をみていると、こうしてともに過ごす時間の一瞬一瞬が大切に思われてなりません。皆年老いてゆく。私もまた。介護を受けている祖母がいますが、祖母を見ていると、両親もいずれそうなり、私もまたそうなるのだと現実が迫るように感じられます。

老いてゆく。だからこの一瞬一瞬が大切なのだと思います。どんなささいな会話でも、二度と戻ることのない時間。「老い」について考え始めたのは30を過ぎてからです。それまではこんなこと考えもしませんでした。

大切に思う隣人が居ること、ともに時間を過ごす人があること。しみじみありがたく思うこの頃です。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 16:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月24日

見えない障害を引きずって

目に見えない障害を感じている。脳が働こうとしない。一挙一動が重たく、感情の起伏もない。何もできないまま一日が過ぎた。日が昇る前に簡単な家事を終えると、まだ日が燦々と照っているのに、私の一日は暮れてゆく。虚しさが薫る。

詩を次々と書くのをやめた。次々と軽々しく出てくるものはきっと価値ある詩ではない。じっくり競りあがってくるマグマのように、エネルギーを溜め、温める。その時間は忍耐の時間。

誰とも話さないで一日が終わる。沈黙の中、何する意志ももてず、待つことだけ・・何を?私は何を待っている?おそらく、沈黙の中で縫合されてゆく傷口が癒えるのを。目に見えない障害を引きずって、私は今日も待つ。何を?また問うてみる。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 17:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月23日

自然と寂しくない

皆さんこんにちは、野々花です。

最近は乾燥のせいかアトピーがひどいです。体もだるく、もの凄い時間睡眠をとります。今日は休日。いつも休日は夫とふたりで行動をともにしていましたが、この頃は別行動が目立ちます。いえ、不仲とかではないんです。病気の私には私のリズムでしか生活できないし、夫がそれにいつも合わせてもらっていると、夫も自由に行動できませんから。べったりくっついていたのが、自然と徐々にそれぞれにリズムで行動するようになりました。

そういう自然な関係が作れたのも、私が一人でいても寂しくなくなったからです。なぜでしょう。寂しさ、心もとなさってどこから来て、どこへ去っていくのでしょう。病気であることには変わりないのに、私は重い体を引きずりながら、一人の時間をキチンと過ごせる。当たり前のことのように思えますが、私にとってはそうでなかった。風が吹けば飛んでいきそうな心細さが常にあった。

依存体質だったのかもしれません。それから脱却しようとしている自分。落ち着いて、ゆっくりと前に進んでいます。体調はどん底を過ぎて上へ向かっているのを感じます。

みなさんも良い休日を!

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月21日

腹からえぐりだされることば

朝からアトピーでかゆかゆです、こんにちは、野々花です。統合失調症が悪くなるとアトピーまで連動して悪くなり、痒み地獄。乾燥の季節ですしね。あー、ふー・・・

最近は二月のシンガポール旅行で頭がいっぱいです。そしてもうひとつ私の頭を占めているのが相変わらず詩。昨日、一月弱かけて書いた詩が完成したんです。「無実の罪びと」。狂った私の闘病の歴史を真正面から描こうとしています。狂気のナイフを突きつけて、家族を痛めつけぼろぼろにした。無実の罪びととは私のことです。そんな時代があった。その歴史と向き合うことは決して楽しいことではないけれど、自然と思い出される時期が来たようです。

病状が落ち着いた今、私と夫、両親、妹とはきわめて良い関係です。温かな眼差しで皆私を見つめてくれます。そのぶん、彼らの傷跡もまたよく見えるのです。優しさのうしろに背負ってきた心の歴史。私は腹からえぐりだされるような気持ちで大切な家族を描き続けます。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 08:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月18日

「担う 苦難の妻へ」

来る日も来る日も眠り続けています。野々花です、こんにちは。

体がだるくてなりません。疲労感がとれません。元気になったと思っても、やはり不調の波がくる。けれど最近は陽性症状はほとんどなく、落ち込み具合もそれほどひどくはありません。もう少しだけ自由な体になりたいと思うのは贅沢でしょうか。

さて、最近心を強く打たれたことばがあります。ご存知の方も多いかと思いますが、今年ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏の詩です。

「担う 苦難の妻へ」

君はぼくに言った
すべて担える
君の瞳は粘り強く太陽に向かい失明して炎となり
炎は海水を塩に変えた
親愛なる人よ
暗闇を隔てて君に聞かせよう墓に入る前に
骨と灰でぼくに手紙をくれ
冥土の宛先は忘れるな

(朝日新聞より)

死を覚悟した人間から発せられることばはなんと力強いのでしょう。そうやっていのちを賭けて書かれることばこそ人の心を打つのでしょう。もっと劉氏の作品を読みたいと思いました。そして私も、命を賭して詩を書きたいと、鼓舞されました。

いのちを賭けて生きる。安穏としているのではなく、私も何かに向かって真剣に生きたい。一度しかない人生。人に感動を与える生き方をしたい。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 11:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月16日

無意識をたどって

ずいぶんと長く眠っていた。今日は不調だった。起きてみると外は暗く、朝に積もっていた雪はもう解けていた。2月のシンガーポール旅行のとき吹雪で列車が止まったらどうしようとか、小さなことにびくびく怯えていた。疲労感がまだ抜けない。

自らの過去と向き合うということ。その意味を考え続けている。辛い経験であればあるほど直視するのに痛みを伴う。けれどふとした瞬間に、過去が降って湧いてくることがある。私はそれを手がかりにして、無意識の彼方に封じられたいたものを明るみに出そうという衝動に駆られる。

思い出される情景。それはとても貴重な無意識からの使者のように感じられる。書くことで無意識をなぞり、鮮明化する。ただ風化してゆく過去を掘り起こすことで、辛い過去が清算され、思い出となり、前に進める気がするのだ。

確信は持てない。何の意味があるのか、問い続けながら、私は書くべき問題を書く。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月14日

思い出作り

ここ一週間ほどは詩から離れています。よい詩とは年に何回かしか生まれないもののようです。だから無理に数を書かないことにしました。本当の苦悩と血のにじむような渾身の力を込めた詩を書きたい。今は少なくともそういう時期ではないと感じています。所属している詩誌『極光』が年に二回の発行というのもうなずけます。そう毎月毎月傑作が生まれるわけがない。

目下、シンガポール旅行への夢を馳せ、夢の世界のぬるま湯につかっています。子供がいない分、夫婦二人で共有できる思い出をたくさん作ろうと、海外旅行を年に一回行くことにしているのです。

思い出こそ、人生最大の財産ではないでしょうか。年を重ねたとき、もちろんお金は必要ですが、何を拠り所にするって、それは未来が減っていく分、過去の思い出が重さを増してくると思うのです。だからたくさん思い出をつくろうと思います。今でも、過去がものすごい輝きをもって迫ってくることがあります。苦しみも喜びも皆きれいな思い出に変わって。

血のにじむような過去があった。それを少しずつ詩に綴ろうと思っています。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 17:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月13日

居てくれてありがとう

皆さんこんにちは、野々花です。

今日も体調斜めですが、なんとかやっています。というのも、嬉しいことがひとつ。来年二月にシンガポール旅行に行くことになったのです。ということで、だるい体を引きずって、PCで旅行計画を練っています。

今日は土曜日で休日のはずが、ダンナは仕事に出て居ませんでした。居るはずの人が居るはずの日にいないって寂しいですね。体調が思わしくないだけに弱気になっています。家にポツンとして、何もしたくなくて・・・

あ、帰ってきた。今、帰ってきました。早退して帰ってきてくれたようです。なんだか涙がほろりとこぼれそう。いつもの私じゃないな。居てくれてありがとうと、言いたい。居てくれるということが、とてもありがたい、とても感謝の気持ち。一日中心もとなくて、寂しくて、それを口に出来なくて、センチな私でした。

帰ってきてくれてありがとう。家族、大事な私の家族。病んでいてもこれだけは守る。守り抜く。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 20:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月12日

海の青にも空の青にも

今日の私は体調が良くない。今日の私は後ろ向き。雨がしとしと降ってやまず、明日もきっと降り続けるだろう。海外旅行の計画も、なんだかどうでもよくなって、どこへ飛んでいこうか、鳥のように飛んでいこうか、海の青にも空の青にも染まずただよう、牧水の歌を想う。

病人はいつもさびしい。病人はいつもうつろ。「調子の悪いときは耐えて」との医師のことばが思い浮かぶ。今日は通院日だった。少しでも調子のいい日が続いたことを評価するよう医師は言った。

私はまた下降線をたどる。いつまで、どこまで堕ちていくのか、わからないけれど、鳥のように風に乗って、ただ身を任せて、ふわり、ふわり漂っていようと思う。

そんな日もある、そう思えればどんなに強いだろう。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月11日

自分の詩を訳する

皆さんこんにちは、野々花です。

今日も冷たい雨が降っています。時折激しく、時折晴れ。不安定な晩秋です。私といえば、この一ヶ月体調がよかったのですが、夫の実家に行ったり友人が来たりと続いたせいで、ここ一週間は不調気味。昏々と寝ては、だるい体を引きずってPCの前に座ります。

アメリカへ弔辞を書く機会がありました。メールで送ったのですが、返信も早く、私が詩作をしていると書いたら、英訳して送ってほしいと。自分で書いた詩を試しに英語に訳してみました。訳自体は独文学を研究していたのでさほど問題はなかったのですが、学ぶことが多かったです。

自分の詩を他の言語に訳してみると、自分が何を書いているかが良く分かります。内容が希薄だと訳しようがなかったり、自分のことばの使い方などもよく見えます。不思議な経験でした。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 12:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月10日

晩秋

冷たい雨が降っている。雨に打たれた水溜りの落ち葉。黒く染まった畑の土。朽ちたトマトやイチゴのツル。死にゆく者は皆美しく、最後の力を振り絞って色鮮やかに輝いている。

雪虫の舞うこの寒空の下で、二度目の花を咲かせているものたちがいる。名も知らぬ紅い花。ラベンダー。菊の一種。人生も二度花が咲けばいいのにとふと思ってしまう。一度目の花はきっと咲いた。20代。闘病しながらも続けた研究生活の時代に。血と涙流しながらそれでもきらきら光っていた。

もう一度私は咲くことができるだろうか。潜伏する30代の今、私は汗光らせて黙々と畑を耕している。ことばの畑を。

死にゆくものたちが最後の輝きを放っている。晩秋に咲く鮮やかな花たちのように、冬になる一歩手前で、いつかもう一度輝きたい。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 12:44 | Comment(3) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月09日

寂しさと孤独

最近、寂しさと孤独の違いが分かるようになった。

私は孤独ということばを多用してきたと思う。社会からの孤立、この体に背負わされた闘病、その状況は一言で「孤独」と片付けられる事象だと思う。

寂しさは不安に似た感覚。秋風に吹かれカラカラと走る落ち葉を見ては一抹の寂しさを感じるように、心もとなさ、侘しさが混じる。

両者はずっと私の中でない交ぜになって心の中を支配していた。でも最近、私は寂しくないんだ。孤独ではあるけれど寂しくはない。闘病生活も、詩作も、生きていくことは自分ひとりで道を切り開いていくことだから、孤独。でもそれは自由の裏返し。

苛まれるような寂しさはどこへ消えたのだろう。「ひとり」に慣れたのだろうか。人は所詮ひとりであることを受け入れ、当然のことと感じられる。暗い夜空にも星は光るし、夜道を歩くのは怖くない。

外は雨。冷たい孤独が今日も私と共存している。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 10:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月07日

夢の世界へ

また夢を見ていた。

地球の歩き方を買ってきて、来年、パリとシンガポールのどちらに行こうか思案していた。シンガポールは新婚旅行で行ったので想像がつく。パリは初めて。ヨーロッパは大体見て回ったが、フランス語が出来ないのもあって、パリは未開拓の地。例によってExcelで旅程表をつくる。ネットで料金を比較する。価格は両都市とも同じくらい。安くはない。

いつも心にあるのは、子供を持てない私たちは、その分夫婦だけで生活を楽しもうってこと。旅行が好き。体調も上向いているし、行けないこともないだろうと考える。

想像力だけでいくらでも旅行ができる。ガイドブックやインターネットを使って、こうしてどこへでも飛べる。計画するだけで終わってもいいと思っている。趣味かな、ここまでくると。

想像力が生み出す世界へ浸る。行き詰まったときには、こうして虹色の世界へ旅をする。素敵な逃げ場じゃないか。自分だけの。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 21:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月06日

岩石、鉱物、化石

詩作に新しい地平を開こうと、ウィキペディアを読み漁る。語彙を増やすことも必要。とくに今の私には。そんなこんなで、今日勉強した内容で印象深かったことばのメモ。

【岩石】鉱物の集合。花崗岩、大理石、黒曜石など。

花崗岩(御影石):石英、長石、雲母などの鉱物の集合。墓石などに使用。

【鉱物】
石英:無色透明なものを水晶と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれた。他に、黄水晶、紫水晶、紅水晶がある。砂の成分(砂は岩石が風化することにより生じるが、石英は風化に強く、砂は石英主体となることが多い。砂漠、砂丘の砂は石英が主成分となる)。
雲母:絶縁体として使用。
ダイヤモンド:金剛石ともいう。

【化石】
琥珀に取り込まれた昆虫、三葉虫(古生代)、アンモナイト(中生代)、ビカリア(新生代)

宮沢賢治を思い出す。彼の詩にはたくさんの鉱物の名前が出てくる。
身の回りの風景などばかり綴っていては表現がこわばる。もっと世界を広げ、いつか自分のことばとなって出てくるように、たくさんの知識を取り込もうと思う。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月05日

明日は夫の実家に帰省。

皆さんこんにちは、野々花です。

寒くなりました。今日は午前中ずっと畑でにんじん掘りをしていました。いびつな形のものばかりだけど、自分で育てた作物は愛おしいものです。たくさん採れたので、土に埋めて保存しました。

明日は夫の実家に帰省します。久しぶりです。実は先日、お姑さんとお舅さんに、少し早いクリスマスプレゼントを買ったのです。お義父さんにはカシミアのセーター、お義母さんには毛皮のマフラー。奮発して買っちゃいました。

私たち夫婦には子供がいないので、だんだん年老いてゆく両親にどうやって親孝行しようかな、と考えます。プレゼントもひとつのアイディア。喜んでくれるかちょっとドキドキです。

病気のせいで子供がもてないことはいまだにお義母さんに対しては負い目を感じています。せめて夫婦二人楽しくやっている姿を見せたいと思っています。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 21:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月04日

声なき声を伝える仕事

皆さんこんにちは、野々花です。

冬に咲く花があることをご存知ですか。北海道の凍てつく空気に、ピンク色の花びらが開いています。名前は分からず。その隣にも、菊の一種と思われる小さなつぼみがついています。

春に咲き、秋に二度咲きする花はよくありますが、みぞれ降る初冬に、つぼみをつけている植物があるなんて。うちの庭をゆっくり散策していると、ラベンダーも咲いている。朝霧草もまだ生きている。トマトも最後の力を振り絞り、赤い実をつけています。

生き物が朽ちてゆく季節に、まだ生きるものがある。私を慰め、勇気を与えてくれる。日々自宅で療養していると、植物たちと静かにときを共有しているのを感じます。生物学者の福岡伸一さんがこう言っています。

「生き物たちが語る物語に耳を傾けること」

声なき声を聞き取ってそれを伝えることは、学者のみならず、詩人の使命でもあるのではないかと思います。寒空の下で咲いている花たちの声に耳を澄ましてみよう。何を語っているだろう。その声を聞くとき、私はもう一人じゃない。

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2010年11月03日

めぐる季節

詩を書き始めて1年が過ぎた。まだたったの一年だ。私は季節が一巡りしたのを痛感する。というのは、日々自宅で療養生活を送っていると、詩の題材は季節ごとに移り変わる畑や庭の植物といった自然や身の回りにある風物になる。当然、季節が一周すれば目の前に見える光景も自然と同じものになる。ふと「これ、前に使ったモチーフだな」と気がつくのである。

自宅にこもって療養していると経験できるものは限られてくる。四季折々の風物もやがてめぐって元に戻る。より良い表現を得るために、変化がほしいところ。その中で「治癒」は今までにない経験の一つだけれど。

見聞を広めたい。活字を読むのが辛いけれど、少しトライしてみようかと思う。最近、生物学者の福岡伸一さんの文章を読んだ。生物多様性についてのコラムだ。その中に「示準化石」ということばを見つけた。地層の年代を言い当てるための化石だそうだ。そんなことばが目に留まった。少し読書を心がけたいが、ああ、読むことに障害がなければ・・・

★『吉川千穂詩集 再生』は、闘病生活から生まれた詩集です。
http://www16.plala.or.jp/ychiho/advertisement.html

posted by 野々花 at 12:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。