ad_poem.png

2012年05月31日

エグい体験

私が精神科閉鎖病棟に入院してから、早十年が経ちました。年数の経過ゆえか、苦しすぎた記憶を掘り返す作業はさほど苦しいものではありませんでした。そのためでしょうか、小説を下読みしてくれた二人の友人から同じようなコメントをもらいました。「物語がきれいにまとまりすぎている」というのです。原因を考えました。やはり、私のなかで記憶が過去を脚色して、閉鎖での辛い体験が、きれいな「思い出」に変わってしまっていたのです。だから当時の苦しみややるせないさ、病院での扱いなど、エグかったはずの体験がエグく描けていない。ここで皆さんに教えていただきたいのですが、閉鎖病棟でどんな強烈な体験をしましたか。エピソードでもどんな一こまでも結構です。お寄せください。みなさんのエピソードを基に、小説を書いていきたいと思います。何でも結構ですので、教えてください。お待ちしております。
posted by 野々花 at 09:55 | Comment(3) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月29日

ストレスと向き合う

今日も体調が優れず、なんだか寂しい気持ちに苛まれていました。疲れやすい。私、やっぱり病気なんだわ、としょんぼりしてました。こういう時ってスナック菓子をばりばり食べてしまいます。塩分の取りすぎ、って分かってるのですが、これがきっと私のストレス解消法なのです。こんなのんびりした生活をしていて、どこにストレスなんかかかるのでしょうね。不思議でなりません。でも身体がなんとなくイラついている感じ。リラックスできていない。精神的にも落ちつかない。食欲だけは旺盛で、太りやすい体質ではなく体重も変化しないので、今日のように時々暴食してしまいます。まあ、ポテチをがっと食べるくらい、かわいいものですよね。明日からはなんとかして心身を落ち着けたいです。ストレスが溜まったとき、なんとなく体調が優れずイラつくとき、みなさんはどう対処していますか。本当は、何故ストレスを感じているのか、どこに原因があるのか、それを突き止めることが大事。私もポテチを衝動的に食べてしまう前に、問題の所在を明らかにすべく、ストレスの根っこを探そうと思います。
posted by 野々花 at 20:12 | Comment(6) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月28日

ともだち

今日は体調が優れません。いつまでたっても寒くて、手足が冷たいままです。小説など書いて疲れたのだと思います。やはり疲れやすいのは否めません。体調が優れないと、気持ちも下向き。そんなときはテレビや友達とのメールなどに逃げてしまいます。
最近ですが、気持ちが下向きになっているときに、心の支えになってくれる友達がいます。このブログを通じて知り合った彼女は、読書家で、人の痛みが分かる温かい人で、包容力があり、最近電話をよくするんですが、大切な存在になりました。彼女は私の詩集をいつも読んでいてくれて、詩集を通じて絆のようなものが生まれたように思います。この病気をして、家に閉じこもっていると、普段なかなか何でも話せる人には出会えないので、大切にしていきたい人のひとりです。
詩や小説を書くことで広がった人間関係もあります。そういうのも大事にしていきたい。私に最初に「詩を書いてみないか」と言ってくれた人、小説を書いてみたら、と言ってくれた詩人、細々とでも活動していると、そこから人間関係が生まれますね。ただ、そういう知り合い方をするため、どうしても彼らは全国に散らばっていて、なかなか会うチャンスも少ないのが残念ですが。
でも、病気のことも分かち合い、支えあう、友人と呼べる人が何人かだけでもいることを幸せに思います。あ、気がつけば少し身体が温かくなってきましたよ。友の力恐るべし、です。野の花でした。
posted by 野々花 at 18:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月27日

休日の終わり

日曜日も暮れようとしている。私は鍋でことことと夕飯のおかずを煮ながら、パソコンに向かって溜息をつく。週末はあっという間に過ぎてゆく。夫との大切な時間。また明日からそれぞれの生活が始まるのだ。私は小説を書いた疲れが取れずにいた。やはり頭を使うと疲れるらしい。その疲れ方が尋常ではない。これが病気なのだろう。仕事に就けない障害ともいえよう。ああ、そうだ、思い出した。今日は夫と車でドライブに行き、口紅を買ってきたのだった。カウンセリングを受け、私は唇の色が薄いから、淡いベージュがいい、と。今まで深めのブラウンや赤みの強い口紅をしていたので、この指摘は意外だった。資生堂のマキァージュ。締めて3150円也。ちょっと無駄遣いかもしれないけれど、よしとしよう。口紅を買ってもつけて出て行くあてもないのが多少悲しかったが、また今度夫とデートをするときにでも使おう。ドライブは楽しかった。ただ、夫に指摘されてしまった。「野の花はいつも最後に『楽しかった』ではなく、『ああ、疲れた』って言う。どっか連れてっても報われないよ」と。それには気がつかなかった。反省。何処かへいくと必ず疲れるし、疲れやすいのは事実だ。けれど、一緒にどこかへ行ったのだから、口癖のように「疲れた」を言うのはやめよう。「楽しかった」の方が、よっぽど前向きだ。そんなことを考えているうちに、鍋が煮立つ。そろそろ食事の時間。週末最後の一緒のご飯を、楽しく和やかにいただこう。
posted by 野々花 at 17:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月26日

みなぎるいのち

待ちに待った週末がやってきました。今日は午後から夫と街へ。美容室に行って、本屋さんに行って、抹茶の生八つ橋を買って帰ってきました。本屋さんでは、松尾スズキの小説『クワイエットルームにようこそ』を買って、帰りの電車の中で読みました。読みきりました。この本は私の小説と同じ、精神科閉鎖病棟を舞台にした作品だということで、読んでおかなくては、と買ったのです。一気に読みましたが、私とは切り口がまったく違い、学ぶところもあって、収穫有り。ここで気がついたのですが、私、文字が読めるではありませんか!集中力が続かず、活字が全然読めなかったはずなのに、小説一冊読んでいるではありませんか。驚きました。嬉しくて。文字が読めるってすごいこと。本の世界はとてつもなく大きいから。というわけで、体調が絶好調な野の花です。とにかく集中力があります。意欲があります。食欲まで。抹茶の八つ橋を三つ食べ、お茶を飲み、もうすぐ夕食にカレーライスを食べます。なんだか節操のない文章になってしまいましたが、充実した一日でした。そして、宣言。松尾スズキさんを超える作品を書くぞっと。いのちが、パワーが、身体にみなぎっています。生きてる実感が押し寄せてきます。こんな日があるなら、私、またがんばれる。みなさんもよい週末を!
posted by 野々花 at 16:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月25日

希望はどこにあるのか

原稿用紙72枚。小説を書き上げた。といってもこれから入念な推敲がはじまるのだが、とりあえず、最後まで書いた。精神科閉鎖病棟を舞台に、統合失調症の主人公が葛藤する姿を描く。自分の入院生活が土台になっている。私が閉鎖病棟にいたのは5ヶ月だったが、長期入院はできない病院だったためか、治ったわけではなく退院した記憶がある。小説は主人公が退院して終わりを迎えるのだが、さて、この物語、どこに救いをみいだそう。私自身の入院生活にはどのような救いがあっただろうか、と考えた。何か希望をもってストーリーを終わらせたいが、治る病気でもない統合失調症。自身の体験を振り返る。「苦しいと言えることが大事なのです」という看護師のことばは前回の記事に紹介した。そう、私に残された唯一の頼みの綱は、文章を書いて、SOS信号を発信し続けることだった。SOSを発信する力。それこそ、私が長年の闘病で身につけた「生きる術」だった。それは時間の経過のとともに、ブログだったり、詩や小説だったりと変化していった。表現形態を身につけることは、私が生き残るすべてだったように思う。こうして今も書いている。それが未来をも造る大事な手段なのだ。小説を書いていて、そのことに気がついた。また書こう、と気持ちを新たにした一日だった。
posted by 野々花 at 15:40 | Comment(6) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月24日

苦しいと誰かに言えますか

「苦しいと言えることが大事なのです」10年前のあの日、私を助けてくれた病棟の看護師は確かにそう言った。私が精神科閉鎖病棟から退院するときのことだ。「あなたなら大丈夫」そう言って私の肩に触れた。あのときの看護師の笑顔を忘れることはできない。誰かに「苦しいよ」と助けを呼ぶことができれば、1人で抱え込んで手遅れになることもない。人は本当に苦しいとき、「苦しい」と言えなくなるものだ。だからその一歩手前で誰か身近な人に告げることが大事だと。そういう人を私はいつの間にかみつけたのだろう。一緒に苦しみ、泣いてくれる人を、私は自然と得て、苦しみを乗り越えることができるようになった。だから私は今こうして生きている。統合失調症を病み、自殺念慮に駆られ、自分を抑えられなくなりそうな日々を私は閉鎖病棟で過ごした。そこでの日々は辛いものだったが、あの看護師の言葉を得て、私は無事退院した。暖かな風に吹かれて小説の構想を練るこの頃、ふとそんな記憶がよみがえる。10年前の、よき人生の思い出として。弱かったあの頃が、愛おしくさえ思える。もがいて悲惨な経験だったはずの出来事が、どんどん思い出に変わってゆく。若いときに経験したからこそ、良かったのだとも思う。私はこれからどんなに苦しいことがあっても、決して自分の命を粗末にしない自信がある。ゆきずまっても、必ず道を切り開く雑草のような強さを、心はすでに見つけてたのだから。
posted by 野々花 at 15:16 | Comment(6) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月23日

読者の共感を得ること

皆さんこんにちは、野の花です。今日は一日家にこもって、小説を書いていました。大分集中力が続くようになりました。でも、小説を書くって難しいな、と痛感しています。舞台は精神科閉鎖病棟。精神を病む主人公「私」の目で患者たちの人間模様を描き、生きるとはなにか、自由とは何かと問うて行く予定です。でも設定が一般のひとにはなじみの無い閉鎖病棟だったり、精神病の主人公の苦しみも一般の人にイメージしにくいなじみのないものなので、どうしたら読者の共感を得られるだろうと悩んでいます。読者がイメージできるリアリティのある心情、場面でなくてはならないし、特殊な環境を舞台にしながらも、何かしら普遍性をもたせなければ読者は読んでくれない。そういうところの問題解決がこれからの腕の見せ所なのです。とはいえ、小説を書くこと自体始めてなので、どこまでうまくやれることやら。でも、論理を構築し、描写を重ねていく作業は大変知的欲求を満たしてくれます。大満足の一日です。みなさん、私になにかアドバイスがあったら是非してください。こんな小説が読みたい、とかでも結構です。お願いします!それではまた。野の花でした。
posted by 野々花 at 14:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月22日

頭の中の自由

今日は忙しい日でした。早朝にFAXが入り、軽めの翻訳の依頼。久しぶりだったので面倒でしたが、頭が柔軟に動いてくれたので、なんとかこなしました。頭の中が自由だと感じました。そして通院。治験の診察日だったのですが、医師とは、1人で外出することが難しい、ということについて話をしてきました。今度は物理的な自由の問題です。主治医によると、外出ができないのは、外に対する興味が湧かない、意欲が持てない、なんとなく怖い、億劫だ、など様々な要因があるとのことでした。私はどれにも当てはまります。この5年くらい、どうしても行かなければならない病院やスーパー以外、単独でどこかへ行ったことはほとんどありません。
病院から帰ると、いくらかの家事を済ませ、またまた趣味の小説にとりかかります。楽しいんだな、これが。体調もいいのだと思います。頭で考え、ロジックを組み立ててゆく作業。私に何よりの充足感を与えてくれます。たとえ自由に外出できなくとも、頭の中だけは自由に駆け巡ることができる。最近そう思えるようになりました。この病気ですから、頭の中さえ不自由ではあるのですが、それでも今は頭の中の車椅子を押して、どこへでも自由に走ることが出来るのです。
肉体の自由。頭の中の自由。どちらも手に入れることは難しいけれど、手に入れたその時、気がつくのです。自由とは何であったかと。
posted by 野々花 at 15:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月21日

人間らしさを取り戻す

いつの間にか、人間らしい暮らしをしています。今日は朝から庭に花を植えました。オレンジ色のキンセンカという花を20株。土いじりのあとは、小説の構想を練っておりました。精神科閉鎖病棟を描く予定のため、闘病記でもある自分の詩集『烈風』を読み返していたのですが、感情や感覚が衰えた干からびた自分がいて、「私、こんなに苦しかったんだ。そして今、こんなに生き生きしている」と感じました。

眠った耳
がらんどうの眼
病者がうつろな空を仰ぐ

悲しくはない
寂しくもない
ただ一筋の涙がこぼれ
虚しい夕日に光るだけ
(吉川千穂『詩集 烈風』「鼻」より)

そして「わたしは生きているのか」と問うています。同じく「喪失」では

人間であることをやめなければならなかったあの日

思考はまどろみ 感性は震えをやめて
心は次第にかたくなになっていった

とあります。
医師に「人間らしく生きていない気がします」と訴えたこともありました。失った人間らしさを徐々に取り戻した今、人間らしさとは何かというテーマで物を書こうとしています。すごい進歩です。そして問いはまだまだ続くと思います。失われたからこそ、それが何であるかがわかるのだと思います。野の花でした。
posted by 野々花 at 16:13 | Comment(4) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月20日

過去との決別

先に書きましたように、私は今、精神科閉鎖病棟を舞台にした小説を書き始めています。今日も熱中して取り組んでいましたが、ふと気がついたんです。自分のもっとも辛かった過去を掘り返して、細部まで記憶をたよりに描く作業をしているのに、ちっとも辛くないということ。20代の頃に味わった入院中の地獄の苦しみを今、小説として再現しようとしているのに、心は痛くもかゆくもないのです。時間が経ったのだなと、思いました。10年以上前のことです。リアルに描くため、いろんなエピソードを思い出し、脚色していますが、辛い経験は今、あくまで小説の材料にすぎません。過去が段々と色あせて、いい具合に本物の過去になっていくのを感じています。思い出したくないおぞましい闘病の過去。いつのまに乗り越えたのだろう。もちろんすべてを乗り越えたわけではありません。ドイツ留学時代の思い出は今でも辛すぎて思い起こすことができません。でも少しずつ、私は何かと決別して生きているようです。これはとても嬉しい進歩です。人間には忘却という働きがありますが、きっと小説に再現された過去それ自体がもう、脚色された別の何かなのかもしれません。何にせよ、病気による苦しい過去を今笑って描けるということに、私は誇りを感じています。そして私はもっと先にいける。そんな気がしています。
posted by 野々花 at 17:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

過去との決別

先に書きましたように、私は今、精神科閉鎖病棟を舞台にした小説を書き始めています。今日も熱中して取り組んでいましたが、ふと気がついたんです。自分のもっとも辛かった過去を掘り返して、細部まで記憶をたよりに描く作業をしているのに、ちっとも辛くないということ。20代の頃に味わった入院中の地獄の苦しみを今、小説として再現しようとしているのに、心は痛くもかゆくもないのです。時間が経ったのだなと、思いました。10年以上前のことです。リアルに描くため、いろんなエピソードを思い出し、脚色していますが、辛い経験は今、あくまで小説の材料にすぎません。過去が段々と色あせて、いい具合に本物の過去になっていくのを感じています。思い出したくないおぞましい闘病の過去。いつのまに乗り越えたのだろう。もちろんすべてを乗り越えたわけではありません。ドイツ留学時代の思い出は今でも辛すぎて思い起こすことができません。でも少しずつ、私は何かと決別して生きているようです。これはとても嬉しい進歩です。人間には忘却という働きがありますが、きっと小説に再現された過去それ自体がもう、脚色された別の何かなのかもしれません。何にせよ、病気による苦しい過去を今笑って描けるということに、私は誇りを感じています。そして私はもっと先にいける。そんな気がしています。
posted by 野々花 at 17:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

過去との決別

先に書きましたように、私は今、精神科閉鎖病棟を舞台にした小説を書き始めています。今日も熱中して取り組んでいましたが、ふと気がついたんです。自分のもっとも辛かった過去を掘り返して、細部まで記憶をたよりに描く作業をしているのに、ちっとも辛くないということ。20代の頃に味わった入院中の地獄の苦しみを今、小説として再現しようとしているのに、心は痛くもかゆくもないのです。時間が経ったのだなと、思いました。10年以上前のことです。リアルに描くため、いろんなエピソードを思い出し、脚色していますが、辛い経験は今、あくまで小説の材料にすぎません。過去が段々と色あせて、いい具合に本物の過去になっていくのを感じています。思い出したくないおぞましい闘病の過去。いつのまに乗り越えたのだろう。もちろんすべてを乗り越えたわけではありません。ドイツ留学時代の思い出は今でも辛すぎて思い起こすことができません。でも少しずつ、私は何かと決別して生きているようです。これはとても嬉しい進歩です。人間には忘却という働きがありますが、きっと小説に再現された過去それ自体がもう、脚色された別の何かなのかもしれません。何にせよ、病気による苦しい過去を今笑って描けるということに、私は誇りを感じています。そして私はもっと先にいける。そんな気がしています。
posted by 野々花 at 17:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月19日

書くことしかない

今日は土曜日ということで、先週同様夫と二人、デート。街へ出かけてきました。ヨドバシカメラをぐるぐる回った後、紀伊国屋書店に入り浸り、イノダコーヒーといういつものカフェで買った本を読みながらコーヒーを。帰りにはお気に入りの「あまとう」というお菓子屋さんでお菓子を4つ買って帰りました。帰って、紅茶を入れてお菓子をいただき、ほっと一息。今に至っております。
疲れやすいことをのぞけば、体調はいいです。意欲もあるし、集中力もあります。何に意欲を燃やしているって?それは・・・実は最近、小説を書き始めたのです。詩はずっと前から書いているのですが、友人に勧められたのをきっかけに、書いてみようか、と。詩と違って、構想をしっかり練らねばと、頭をひねっております。ものすごく、楽しいです。小説の舞台は精神科の閉鎖病棟。精神を病んだ主人公の物語です。病気を経験したからこそ書ける内容を描きたいと思っています。
先日、主治医に「あなたは働けないのだから、年金をもらっているのです」と言われたとき、とても苦しかった。そのとき、私には書くことしか残されていない。そう思ったんです。こんな私が生きて何かを社会に発していけるとすれば、それは詩や小説を書いて発信することしかない、と。最終的に小説が書けるかどうかはまだわかりません。でもその志を持つことが私にとって意味のあることなのです。生きる道標としての書く作業。このブログもそうです。書いて発信せずにはいられないのです。自分の存在を確かめ、人に伝えるために、私は書き続けます。読んでくれるみなさんに感謝します。読者がいるから、成り立つ行為だから。いつも、ありがとうございます。そしてこれからもどうぞよろしく。野の花でした。
posted by 野々花 at 17:35 | Comment(3) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月18日

寄りかかって生きる

皆さん、こんにちは。野の花です。
やりきれない、なんて昨日は書きましたが、今日は打って変わって気分爽やか。何故でしょう。実は昨夜夫が早く帰ってきてくれて、コミュニケーションを十分に持つことができたのです。たったそれだけのことなのですが、なんだか心は満たされて、今朝は落ち着いているし、不安もないし、笑顔で「行ってらっしゃい」を言えました。結局私の元気の源は夫の愛情なのです。他力本願なところはよくありませんが、私の精神状態が安定しているのは、薬のせいだけでなく、夫との関係に依存している、それがよくわかりました。人という文字のように、支えあってようやく立っていられる感じ。私はもろい存在です。でも夫の愛があるから、私は今日も頑張れます。家事もそうですし、書きかけの詩や小説をもっと進めよう、と。
人に依存して生きている自分がよく見えます。誰かに寄りかかって生きていることがよくわかります。でも無理に独り立ちしようとは思いません。大切な家族をいたわって、生かされている環境に感謝して、互いに寄りかかり、バランスを保っていこうと思うのです。弱いのだから、支えあっていればいい、それくらいの気持ちでいます。どんな強い人もきっと心では大切な人に寄りかかっているはず。
今日はピーカン。昨日買ってきたサツマイモの苗でも植えようかな。小説の構想を練っていますが、頭がつかれるのでここらで一休みします。
posted by 野々花 at 12:06 | Comment(5) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月17日

やりきれない

やりきれない、が最近の口癖になっている。何がつらいのか。夫の帰りが遅いからか。寂しいからか。それとも体調が優れないのか。おそらく、どれでもない。夫の帰りが遅くて独りの時間が長いせいもあるかもしれないが、根本的な苦しみの原因はそこにはない。先日の通院の際に、医師から「あなたは病気をしているから、一般の人と同じように働いてお金を得ることがでいないんです。だから年金をもらっているんです」と言われたことが、じわじわと私の心を暗くしているのだと思う。年金をもらえることはありがたい。しかし、若くして年金に頼らざるを得ず、働くこともできない日々を「延々と」送っていくことが、やりきれなく辛いのだ。何か志を持たなくては。何か人生を支える活動や信念がなくては。これから先ずっと生きていくのに、人生は長すぎる。何かを積み上げてゆく感覚を持ちたい、そう思って、詩を書いたり、小説を書いてみる。どれも頭を使うので長時間はできないが、諦めるわけにはいかない。
今日は天気がよくて、両親と花や野菜の苗を買いに行くことができた。そんな気分転換があったので少し気が楽になった。気分転換は大事である。それでもまた独りになったら、苦しい気もちが首をもたげるのだろう。何かを積み上げて生きている毎日を実感したい。それは簡単ではないけれど、模索はこれからも続くのだろうと思う。この苦しみから逃れたい一心で。
posted by 野々花 at 16:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月16日

片思いの間に

なんだか、片思いしている心地がします。もちろん夫に。結婚6年目にして片思いとは何でしょうね。この頃は夫の仕事が忙しく、帰宅が遅く、昼休みにくれる一本の電話がひたすら待ち遠しくて、電話に出れば「頑張って〜」と応援の旗を振り、会いたい想いがつのるばかり。数分の電話が終わると、私はまたポツネンと家にひとり。結婚しているというのに遠距離恋愛(大げさですね)の心地がします。
こんな雨雲の日には、誰かとおしゃべりをして、寂しさを紛らわしたいところですが、そうもいかず。本来ならば、自分の仕事なり好きなことなりに没頭していれば、何も寂しいはずはないのでしょうが、陰性症状が治りきらない様子、自分の世界に没頭することができません。無趣味な人間ではないのに、自分の生活をひとりで歩めない人間でもないのに、病気というのはどうして人からその人らしさを奪うのでしょうか。
ともあれ、自分のできることをして時間を過ごすしかないのです。これは一過性のものでもないから、この生活がずっと続くのだと覚悟を決めて、自足すること。少しでも豊かな時間を探って。夫が帰ってきたら、私も充足した顔で迎えてあげられるように、何かを探しにゆこう。自分らしい時間の過ごし方を求めて。
posted by 野々花 at 13:14 | Comment(4) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月15日

疲れやすさそして年金の更新

今日は治験のため通院してきました。昨日の記事に書いたように、疲れやすさについて主治医に相談してきました。土、日と夫と行動をともにした後、月曜にはぐったりしてしまうこと、疲れ方が極端であることを伝えました。主治医は、それは病気のせいであるけれども、薬で治っていく部分ではないこと、体力をつけていくしかない、そして最後まで治らない部分であることを説明してくれました。治ってはくるけれど、ストレス脆弱性とでもいいましょうか、治りきらない部分としての体力の問題。ずっと抱えていくのだなと思いました。
それと関連して、年金の更新についても聞いてきました。来年、五年ごとの障害年金の更新があるのですが、日常生活が大体できている私はもうもらえないのではないかとずっと心配していたのです。もし来年年金が切られて、この体力で働かなくてはならないとしたらかなり不安があると伝えたところ、診断書は書きますよとあっさり言ってくださったので安心しました。私が病気でなかったのなら、一般の人と同じように、あるいはそれ以上働いてお金を得られたはずなのだから、と。年金については安心しましたが、少しつらい気持ちにもなりました。自分が病気であるがゆえに、能力を生かして働くことができなかった現実を、医師という第三者のことばで告げられたことが、心にささりました。やはり辛い現実なのです。
ともあれ、疲れやすさについて話をしてくることができました。懸案事項であった年金の話もできました。また来週通院です。ちょっと大変だけど頑張ります。
posted by 野々花 at 13:09 | Comment(4) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月14日

疲れやすさという症状

月曜はいつも寝てばかりだ。今日もひどく疲れている。何をしたわけでもない。土、日と夫と行動をともにするだけで、これだけ負担がかかっている。体がだるくて起きているのがしんどい。他の症状は大体治まってきているのだが、疲れやすさだけは当分取れそうにない。この異常な疲れやすさはやはり病気のせいだろう。昏々と寝ている以外に為す術がない。今は寝ていられる。生活がそれを許してくれる。でも将来働くことを考えると、こんなんではつとまらない、と溜息が出る。薬ではなかなか持ち上がっていかない部分ではないかと思う。
夫が日々、仕事で強いストレスを抱えて通勤している。私が支えるといってもたいしたことはできないのだが、夫婦は一心同体、辛さは伝わってくるものだ。今日もなんだか心が締め付けられるようで、心が痛い。夫はそれでも働いているというのに、私だけこんなに寝てばかり。申し訳ない、実に。でも私は私の生活を営まなくては。夫が帰ってくるまでまだ9時間もあるのだから。さて、どうしようかな。もう少し寝ることにして、その後は畑仕事でもしようか。せめて、夫が帰ってくるころには、笑顔で迎えてあげられるように。
疲れやすさについては、明日の病院で相談しようと思う。明日は治験でまた大学病院にいかねばならないのです。
posted by 野々花 at 12:56 | Comment(3) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村

2012年05月13日

重い静けさ

今日は家を支配する静寂が辛い日です。この家はとても静かです。閑静な住宅街にあるし、家で音楽やテレビもなっていない。いつもならとてもそれが心地よいのですが、今日は沈黙がとても重くて、辛いです。夫の仕事が忙しく、ストレスを抱えて辛そうなのに、何も私はできなくて。私に当たったりするひとではないので、独りで耐えているのがわかって、それが伝わってきて益々空気は静かに重くなります。夫は気分転換にドライブに行きましたが、それでもストレスは解消されないようで。私に当たらないで独りで黙々と耐えている夫の沈黙。私がもっと明るくなればいいのかな、などと考えますが、できることはやっているし・・沈黙が辛いときに、こんな日に、私も気分転換にどこかへ出かけられたらいいのにとも思います。夫が辛いと私も辛いのです。でも私には家庭しかありません。ここが生きる場であり、ここが仕事の場だから。私はまだ積極的にひとりで外に出かけることができません。何故なのかはわかりませんが、この病気になってからひとりで外出することがこわくて実現できません。夫を支えるためにも、新鮮な空気を持ってきてあげられる力をつけたいと思います。でもやっぱり家の中の空気が重いのは妻の責任だろうか・・などと考えてしまう、野の花でした。
posted by 野々花 at 15:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ応援してくださる方クリックお願いします
にほんブログ村
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。