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2012年12月25日

眼に見えぬ障害

元気になってきた最近、自分が障害者二級を持っている意味は訳は何だろうと考える。精神障害は身体障害に比べて、目に見えにくい障害だ。私のような統合失調症の場合、自分のどこが障害なのか、客観的に把握し、言葉で表現することが難しいと感じる。認知機能障害と一言でいえるのだろうか。幻覚・妄想は明らかにそうだ。私は幻覚症状はなくなってきているが、やはり一番大きかった障害は、文字を読むことと数字を数えることの二つだろうと思う。たとえば、政治や社会問題を論じるときに自分の意見ひとつ持てないのは、文字を読む機能に障害があること、そして病気故に社会に関われていないことに尽きると思う。特に新聞や雑誌、インターネットを駆使し、さまざまな問題に意識を持ち、情報を得、考えることができなかったことは悲しい。精神科に通って十五年になるが、その間、文字を読むことに障害を抱えていたことは極めて大きなハンディだと感じる。博士号を取得したと言うのが恥ずかしいほどだ。でも今でもそのハンディを抱えて生きていることにかわりはない。自分が社会問題等に無知でいることに羞恥心を感じるが、少しでも自分の問題として物事を考えて生きていきたい。たとえば精神障害を抱えて生きるにあたっても、何かしら社会にかかわっているはずだから。考える力は情報を選り分け整理する力。多くの情報を得る力はないけれど、まずは自分の足元から、まずは何が問題なのかを考えていきたい。そして障害を受けていない脳の部分(たとえば翻訳能力)を活性化し、ますます鍛えていきたい。
posted by 野々花 at 17:18 | Comment(3) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
こんばんわ。野の花さん。ふと、野の花さんて、やはり凄いなあと、感じました。
私は、自分の感じた孤独や痛みや喜びなどを全てを自分だけのものにして、なるたけ人に気取られまいとしています。
言葉を飲み込んで自分の精神がが助かるためだけに絵を描いています。
なんか野の花さんがまぶしいなあ。
だけど今はあせっても仕方なくて(笑)

これからもご活躍をお祈りしていますね!

Posted by 立待月 at 2012年12月25日 18:05
僕も精神障害者2級ですが、振り返ってみると、どうやら生まれつきですよ……。胎児期のストレスというのが僕の理屈です。
 読書恐怖とか、執筆困難とかは、僕もずいぶん悩みました。
 野の花さんはそのなかで、博士を取られたのは、すばらしいことだと思います。僕は、修士で終わりましたから……。
 大脳は、服薬していれば、溶けることも無く若年性痴呆になることもないはずです。
 病気を個性と捉えて、お互い頑張りましょう。
Posted by Pearsword at 2012年12月26日 15:34
立待月さん>
こんばんは!絵を描かれるのですね。それも立派な表現手段だと思います。言葉であると思います。私も自分の精神が助かるためだけに文字表現をしています。

Pearswordさん>
病気を個性ととらえるのは難しいなあ、と私は思います。まあ、この病気は子どものころからの気質と関係がありそうですからねえ。付き合っていくしかありませんね。
Posted by 野の花 at 2012年12月26日 18:56
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